ドイツ旅行記&旅のドイツ語・料理ガイド概要
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はじめてのドイツ

長年思いを馳せていたドイツの地をはじめて踏んだのは3年前のことでした。目的地はドイツのミュンヘン。ルー様こと、バイエルンの狂王として知られるルートヴィッヒ2世の夢の城、ノイシュバンシュタイン城を訪ねることがこの旅一番の目的でした。
ドイツに行く前の年にオーストリアの首都、ウィーンを訪れた際にウィーン市内のいろいろな場所で見かけたハプスブルグ最後の皇妃エリザベートの像。ルートヴィッヒ2世はシシィことエリザベート皇妃のいとこにあたります。共にその美貌で知られた彼らはとても仲の良いいとこ同士だったそうです。ルートヴィッヒ2世はその夢の城を自分が死んだら爆破するようにと言っていたそうです。
ノイシュバンシュタインは日本語で「新白鳥城」という意味になります。その名の通り、ノイシュバンシュタインの中は至る所に白鳥のモチーフが用いられていました。例えば、水の蛇口(今では観賞用ですが)や、ベッドの背の部分、もちろん絵の中にも白鳥は存在していました。王とは名ばかりの若いルートヴィッヒ2世は、今の言葉で言うなれば、ほぼ「引きこもり」であったと言われています。ルートヴィッヒの夢の城の中には、まるでどこかのテーマパークのような「洞窟」が存在していました。
もちろん「洞窟」と言っても、本物の洞窟ではなく、ルートヴィッヒが一人になって、落ち着くためか、一人の時間を楽しむため(といっても彼は十分一人であったはずなのですが)に人工的に作られたもので、ドア一枚隔てた向こう側は普通の部屋というとても不思議な空間になっていました。さほど広いとも言えないこの洞窟にルートヴィッヒ2世の心の奥底にあった孤独さや侘しさが凝縮されているような気がしつつも、なんだか一人テーマパーク状態で楽しい生活を送っていたのかなあなんて思ってしまいました。
はじめてのドイツでもうひとつ、楽しみにしていたものは、ミュンヘンのヴァイスヴルスト(白ソーセージ)と、シュヴァルツヴァルト・キルシュ・トルテ(黒い森のさくらんぼケーキ)。白ソーセージはナイフとフォークを使って皮をむいて、中身を食べるのですが、この白ソーセージ専用の甘いマスタードがとってもおいしいのです。本場ドイツのミュンヘンでは、白ソーセージは必ずその日の朝できたものをその日のうちに食べます。白ソーセージははんぺんに弾力をもたせたような食感で、とても淡白な味をしています。さっぱりと食べられるので、ミュンヘンにいる間毎日ホテルの朝食で白ソーセージを食べてしまいました。
黒い森のさくらんぼケーキはキルシュ・ヴァッサー(さくらんぼのリキュール)を使った生クリームとチョコレート味のスポンジ(お店によってはムースだったりクリームだったりします)をつかったケーキで、生のさくらんぼかシロップに漬けたさくらんぼ、削ったチョコレートが飾り付けられているのが定番です。お目当てのさくらんぼケーキはカフェで食べたり、ホテルに持って帰って食べたり。生クリームが甘すぎず、とってもおいしかったけれど、日本のケーキのサイズと比べてかなり大きめのドイツサイズのケーキを一人でいくつも食べるのはさすがにちょっとたいへんでした。
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